去る 3/7 (木) に株式会社サポーターズさんのオフィスをお借りして、APP LOUNGEなるイベントを開いてみました。
APP LOUNGE 〜 最近のiOS開発についてゆるりと語らいましょう
みなさんが持っている知見・困っている課題をゆるゆる共有して明日にいかすしゃべり場的イベントです。
一言でいうと、iOSに関してしゃべるオープンスペーステクノロジー形式(後述)のイベントです。
30人枠で始めてみたけど埋まらないし、当日雨天で開始直前にキャンセルいっぱい出るしでかなーりドキドキしてたんですが、結果参加者みなさんのご協力もあって良い感じに盛り上がりました。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。
オープンスペーステクノロジー(OST)ってなんぞ?
日本の人事部さんによりますと、
「オープンスペーステクノロジー」とは? - 『日本の人事部』
オープンスペーステクノロジー」(OST)は、関係者が一堂に会して話し合うホールシステム・アプローチの代表的な手法です。大まかなテーマに沿って、参加者自らが解決したい問題や議論したい課題を提示、進行の段取りも自主的に決めるなど、個人の主体性を重視することで参加者のコミットメントを最大限に引き出すのが特徴です。 OSTは、参加人数の多少にかかわらず、生産的かつ創造的なミーティングやカンファレンスを実施し、集合的意思形成に向けた取り組みを促します。
と説明されています。
ざっくりした説明だと、参加者自身が議論したいトピックを提案してそれについてみんなで議論するイベント形式です。
今回は(はじめての試みだったので)「iOS」という大枠のテーマのもとに、参加者から議論死体トピックを出してもらい、3つまでトピックを選んでグループに分かれて話あってもらいました。
発表形式の勉強会の課題
技術勉強会って、一般的には少数の人が発表してあとは懇親会という構成が多いと思います。
これはこれで全然良いと思うんですが、発表を聴くだけの勉強会ってちょっともったいないなと思っていて。
発表って、時間の制約とか諸々の理由でキレイに整形された情報になりがちだと思うんですよね。だからそこで発表された情報を実践しようと思ったときに、そもそもソリューションが自分の課題に適用できるのか?とか実践していく上での落とし穴は?とか考える必要があるんですよね。で、本当は発表者にそういうところまで聞けるといいんだけど、FAQで聞いたり懇親会で話したりってちょっと勇気が必要でできなかったりする。
っていうことで、発表者 vs 聴衆という形式をやめて最初からみんなで話す形式にすれば、みんなより良いアイディアを得たり理解を深められるんじゃない?ってことでOST形式でやってみたわけです。
まあOSTで議論しましょう!とか打ち出しちゃうと「議論できるほど知識ないし...」とか尻込みしちゃう人もいるので、OSTはOSTで課題があるんですけど。まあとりあえずやってみようという感じでやってみました。
ご様子
今回のAPP LOUNGEでは参加者からこんなトピックが提案されました。
- iOSのエンジニアのキャリアパス
- リリースサイクルと品質保証/テスト
- クロスプラットフォーム
- iOSエンジニアの採用
- エンジニアリングマネージャ
- アーキテクチャ
- デザインとUI開発
僕が主催だからかわからないけど(笑)、キャリアとかマネジメントの話題が多かった。で、みんなから話したいトピックに投票してもらった結果、
- iOSのエンジニアのキャリアパス
- リリースサイクルと品質保証/テスト
- アーキテクチャ
の3つについて話しました。
どんな雰囲気だったかは写真のほうが伝わるかなというとで以下を見てもらえればと思います。
ちなみに、なるべくディスカッションが盛り上がるように、今回は以下の2つを工夫しました。
- 最初からご飯とお酒を用意すること
- 各グループでグラフィックレコーディングをやって内容を記録すること
1つ目はシンプルにお腹へってる状態じゃ頭も働かないよねってことでやりました。圧倒的な居酒屋感だったけど、カジュアルにリラックスして話せたのかなという意味で大成功。
2つ目は結構ギャンブルだったんですが、自分たちの議論の経緯を目で確認しながら議論できる点でうまくワークしたかなと思ってます。
グループ間で内容を紹介し合う時間も用意していて、そこでもしっかり役立ってくれました。
手前味噌だけど第1回としては十分成功したかなと思ってます。
今後
今回は「iOS」にテーマを絞ることで、なるべく同じだけの知識があつまって議論が盛り上がるようにしました。
なんですが、Androidエンジニアにも来てもらったほうがお互いに新しい知識を提供しあえるかなと思うので、次は少し広げてやってみようと思ってます。
あとOST形式っていうところだけ維持して、「Design Lounge」「Management Lounge」みたいにテーマを変えつつシリーズ化するのも考えております。
てことで、第2回も人が集まるといいな。