思ったよりいいねが付いて驚くなど。
アプリ開発チームに正式に引退宣言した。しばらくは良いプロダクトを作る組織を作ることに意識を傾けます。
— huin (@huin) 2019年1月30日
ただ、ツイートしてから思ったんだけど、引退っていうか無期限活動休止ですね正しくは。
経緯的な話
シンプルにいうと、自身の仕事の対象をアプリ開発ではなく開発組織全体に切り替えたということです。
しがないスタートアップが超大企業の一部に取り込まれてから、ここ半年はアプリ開発をとりまとめつつ開発チーム全体もまとめないといけない状況だったんですよね。半年前は自分自身も全く違う文化の組織に放り込まれた直後で、なんもわからんけどとりあえず生き残るためにできることなんでもやろうみたいな。
それが最近は少し変わってきて、アプリチームは人も増えて自走できるチームになってきたし、組織全体としても未来の計画を語れるくらいにはうまく周り始めたので、じゃあその未来を実現させるために今の自分は最大限頑張るのが正解なんじゃないか?ってことで明示的に役割を変えたという感じです。
だからこれは別にネガティブな話ではなくて、組織がうまく行っている結果のいい話。
サービスや組織が次のフェイズに移ったってことですね。
エンジニアマネージャという職業
この辺の定義ってもう企業ごとに異なるのが普通なので、職業名をかたるより何に責任を負っているかの話です。
- 各種開発プロジェクトがうまくまわる状態を実現・維持すること
- 技術的な視点でプロダクトを十分な品質に維持すること
- プロダクトを作る組織自体を維持ないし拡大させていくこと
あたりが自分で自分に思っている責任範囲です。
ただこのあたりって当然1人で頑張ればどうかなる話じゃなくて、上記を組織的に対処していくことが必要で。
そういう意味では今の自分のミッションを 「価値あるプロダクトを生み出す組織を創り、それが維持される仕組みを作ること」 と自認してます。
抽象的すぎてどっから手を付ければという気もするんですけど...そのあたりは活動のなかで見せられればと。
アプリエンジニアが組織をみるということ
僕は2012年にiOSエンジニアとしてキャリアをスタートさせたんですが、基本アプリだけの開発経験しかないんですよね。もちろんサーバーサイドの知識とかも身につけてるつもりなので大枠の議論にはついていけるんですけど、細かい技術判断にはそれなりに不安があったりします。
その辺は昔からなんとなく思ってた不安なので、まあついにその時がきたかーという感じ。
まあビハインドの部分を嘆いても仕方ないので、どこでバリューを出していくかという話なんですが、個人的にはやっぱりユーザー体験についてエンジニアとして考えてくところかなーと思っております。
(業種によるけど) システムってやっぱり人に使われてこそ価値のあるものなので、
システムが利用者にとって価値あるものなのか?っていうことを問いながらエンジニアは開発すべきだと思うんですよね。トレンドの技術を使ってみたいとか、それは悪いことじゃないんだけど、ユーザーにとっての価値にちゃんと加工できなければそれはエゴでしかない。
マネージャが偉いとは思ってないんですが(どっちかというと雑務を片付ける人だと日々感じている)、
まあ発言の影響力とかは強くなるので、システムが価値あるものになってるかを見極める立場として関わり続けようと思っております。
というより、そういったユーザーファーストな意識をもっと組織に根付かせたい。
って、ダラダラ書いたら全くまとまりないし具体的じゃないのですが、とりあえず2019年1つ目の所信表明でした。
ちなみにアプリへの興味は1mmも減ってないので、try!Swift、iOSDCなどのカンファレンスや各種勉強会には引き続き参加するつもりまんまんです。
アプリ界隈の皆様は今後も贔屓にしていただけるとありがたいです。