気づいたらもう1年経ったのか...ってことで、3年目ともなるともう毎年恒例だなーという感覚になってきてるわけですが、今年も例年違わずiOSDC Japan楽しんできましたよ!

Yes, I will blog.

今年もスタッフ&スピーカー参加!

iOSDC Japanをイチバン楽しむ方法はスタッフとスピーカー両方やることだ!っていうのが信条なので、
昨年に引き続きコアスタッフ兼スピーカーという立場で参加しましたよ。

去年からの差分でいうと、恵比寿のスタートアップにいたはずが気づいたら二子玉川の大企業に...
というのがあるのだけれど、それ以上に現場でコードを書く時間が減っていたというのがあります。
なので、オレはiOSエンジニアなのか!?という自問自答をしつつ、締切ギリギリにCfP応募をしました。
本質的じゃないけど、iOSエンジニアであり続けるためのあがきという意味でのCfP。
正直、今年は去年以上に採択される自信なかったのですが、無事話す機会をもらえて良かったです。
(言うまでもないですが、スタッフだからといって自分のプロポーザルを通す権限はないです)

てことで、去年よりシビアな状況ではあったものの、今年もコアスタッフ兼スピーカーとして参加を果たしました。

(ついでにいうと、弊社 Rakuten, Inc.はスポンサーもやってたので大三元達成)

as! スタッフ

今年コアスタッフをやって何より一番嬉しかったのは、
去年一緒に運営をしてくれた当日スタッフのメンバーの何人かが、コアスタッフをやってくれていたこと。
コミュニティによるカンファレンスにおいて、スタッフをやりたい人が増えるって最高の結果だと思うんです。
(もちろん自分のおかげではないけど) 去年2日間を一緒に過ごした仲間がコアスタッフをやってくれたのは、
1年遅れてきた2017年のご褒美な気がしました。

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っていう嬉しい一面はあったのですが、
今年はとにかく本職のほうが忙しすぎて事前の準備にほぼ全く参加できない状態でした。
iOSDC Japanのコアスタッフにはプロのドブ漬け師、ランチコーディーネーター、受付の神とスゴい人しかいないので、
何もしなくても準備は順調に進んでいくのですが、ちょっと全任せしすぎたかなーと反省するところでもあります。

一方で、(多分)事前の細かい準備よりも当日の現場運営の方が得意な部分だったりするので、
今年は割り切って副隊長として当日頑張る側に回りました。
まあ副隊長といっても別にエラいわけではなく、各所で発生する案件に率先して対応する遊撃部隊です。
おかげさまで前夜祭(設営)からDay 3までの4日間で50km近く歩くことができました。

ルーム担当ではないのでトークは本当にLT以外まともに聞けてないですが、
開催期間中各所のスタッフやスポンサー、参加者と絡むことができたのでかなり楽しかったです。

参加者はもちろん、スタッフも今年のiOSDCを楽しかったと思ってくれているといいなと思います。

そして願わくば来年ぜひまたやりましょう。

ルーキーズLT練習会

スタッフの思い出の中で結構強く印象に残ってるのが、
直前の土曜日にCyberAgentさんで実施した「ルーキーズLT 練習会」です。
ルーキーズLT枠で発表する方のスライド/発表をスタッフでブラッシュアップしてあげようっていう企画だったわけですが、
たった1日でみんなの発表がものすごくレベルアップしていて、見てるだけで嬉しい気持ちになりました。
全部は見れなかったけど、実際のLTもしっかりウケてて練習会の意味はあったんじゃないかと思います。

あと、練習会の日にルーキーズの皆さんと話してて「iOSDC Japanで話したかった!」とか
「スタッフの気遣いがスゴい」みたいなことを言ってもらえて、運営としてとにかく嬉しい時間になりました。

今のiOSDCは、よりコミュニティを活発化させるために発表する人/発表したい人を増やすことに意識があると思ってます。
そういう意味でルーキーズの人たちに"話したい場です"と言ってもらえたのは、これも最高の賛辞なんじゃないでしょうか。

自分のトークの発表資料が全く完成してなかったことを除けば、
今年のiOSDCの企画で最も良かったものの1つだったと思います。
といっても自分は当日参加させてもらっただけなので、
来年はこういう企画を準備する側からやりたいところ。

as スピーカー

今年は「State of the Union ~2018年のアプリ開発事情~」というタイトルで発表させてもらいました。

iOSアプリ開発者にとって"State of the Union"というワードはWWDCでおなじみですね。
日本語だと一般教書演説といって、米国大統領が国の現状について話す毎年高齢の演説だそうです。

このトークももちろんそこからとっていて、昨今のアプリ開発界隈で飛び交う技術やワードを噛み砕いて説明する内容でした。
正直、iOS開発を始めたばかりの人や1,2年目の方向けのサーベイ的な発表のつもりだったのですが、
知り合いのベテランエンジニアが眼の前に鎮座していてめちゃくちゃ緊張した状態で話しました。

論文を書いたことがある方ならわかると思うのですが、サーベイ論文って実はめちゃくちゃ難易度高いんですよね。
広い範囲で大量の資料に目を通したり裏付けをしないといけないので、とにかく時間がかかる。
8月の頭くらいから構成や資料あつめを始めていたものの、なかなかまとめきらなくて非常に苦戦しました。
うまくまとめられないし、まとめたら今度は30分が短すぎて削る部分に悩む...
これでも一応3年連続で30分枠でお話させてもらってますが、今年がダントツで難産でした。

ってことで、発表前は本当に人のためになるのか不安で不安で仕方なかったのですが、
あとで恐る恐るTwitterを見るとそれなりに好印象な感想があってホッとしました。

そして、その後の懇親会で@mybさんにも温かい言葉をかけていただきめちゃくちゃ嬉しかったです。
(@mybさんが眼の前にすわってるので10%くらい緊張が高まったのは秘密ですが)

発表の思いを少しだけ書いておきます。

いろんなツールや設計を駆使して効率よく開発しているとものすごくカッコイイとは思うのですが、それらはすべて何かを解決するためのものなんですよね。
そして、僕らは(時にはそういうこともありますが)ツールや設計を試すために開発してるんじゃなくて、
アプリ・サービスで誰かの困ったを解決したり生活を便利にするために開発していると思うのです。
なので、それが必要になるまえから話題になっている技術やツールをありったけ取り入れるような必要はないと思ってます。

とかく、いまのiOS開発はいろんな話題が飛び交っているので、これからアプリ開発を勉強される人たちが混乱しないようにと発表させてもらいました。

本音をいうと、FirebaseやGraphQL, protobuf, Swaggerといったバックエンドも含めたサービス全体の設計話とか、
SketchやAdobe XD, Material Designなどデザインの話などもっと詰め込みたいトピックスはあったのですが、流石に時間がたりませんでした(笑)
また機会があればどこかで話してみようと思います。

反省と来年

スタッフとしてもスピーカーとしても、今年は総じて事前準備ができなかったのが反省です。
が、それでもやっぱりこうやってiOSDC Japanにコアスタッフとしてもスピーカーとしても参加できたっていうのは、何にも代えがたい充実感があるなーと思います。
おかげで、翌月曜日からしばらくは仕事がはかどりませんでした。

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去年より1日多い3.5日のなかで、記憶としてはとにかく頑張った!っていうだけなんですが、
参加者やスポンサー、そしてスタッフのみんなが笑って楽しめるイベントになっていればそれだけで良かったなーと思います。

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ってことで、来年の話ですが、よくわかりません。

スピーカーとしては、技術的な話をしたい気持ちがありつつも、ここらでキャリアとかマネジメントの話もぶっこんでみるかっていう気持ちがあったりします。
スタッフとしては、ちょっと本腰いれてカメラマンやってみるかなーとか、ただ写真とるだけじゃなくて映像も...みたいに考えてたりもします。

参加はきっとしてるだろうけど、どういう形になるかは仕事とかにもよるしその辺はその時の流れってことで。
でもスタッフとして楽しませる側にまわってるのは間違いない気がしますね。

さいごに

来年もまたiOSDC Japanで最高に楽しい時間をすごせるようにがんばります!!
すべての関係者のみなさま、ありがとうございました!

同じくコアスタッフの@hamaco先生がこれ貼っとけって言ってたので貼っておきます。