Appleが買収しiOS 8に合わせてiTunesConnectの機能となったTestFlightですが、
実際に利用するにあたって気をつけるべきことをまとめた記事がありました。
What Developers Should Know About Apple's TestFlight
When Apple acquired Burstly, makers of TestFlight, earlier this year, many were hopeful that Apple was finally ready to provide developers with an easy way to manage beta testing...
WWDCのセッションは見たのですが、聞きとれていなかった部分があるのでメモしておきます。
Internal Testers と Beta Testers
Internal Testers
- iTunes Connectでユーザーを作成して管理
- Appleのレビューなく配布できる
- 25人まで利用可能
Beta Testers
- Email (Apple ID)ベースで管理される.
- TesterがアクセスするまでにAppleのレビューが入る(初回の配布のみ)
- 1000人まで有効
Continuous Integration
- 非対応. iTunes Connectに手動でアップロードする必要がある
Internal TestersとBeta Testersの件は要注意ですね。
WWDCでスライドを見たのに聞きとれなかった部分なので助かりました。
Beta Testersは、レビューがあるということはそれなりに充実した機能を求められるはずなので、Apple的には開発チームの外のユーザーに対する配布向けということなんだと思います。
CI環境との連携については、残念ですが今後に期待ってところでしょうか。
現状のXcode BotもiOSからの表示が最適化されていなかったり、IPAファイルだけをアップロードして配布できなかったり(Server上でビルドしないと配布できない)細かい所で気がきいていないのですが、Apple版TestFlightもそんな感じです。
Xcode 6のXcode Botはビルド前後に任意のスクリプトを実行できるようになるみたいですが、オリジナルのTestFlightのようにAPIが用意されないのであれば利用は不可能なままです。
せっかく買収してリニューアルするのであれば柔軟に運用できるオプションを用意してもらいたいなと思います。
他にもいろいろ書かれているので、利用を考えている方はぜひ元の記事を読んでもらえればと思います。